「痩せたいんだけど、ピラティスって効果ある?!」
「ピラティスのダイエット効果が知りたい!」
「ピラティスってどんな人におすすめ?」
痩せたいからピラティスを始めたいけど、本当にダイエットに効果があるのかわからない。
このように、ダイエット目的でピラティスを始めようか迷ってはいませんか。
実はピラティスは姿勢改善やボディメイクにおいて優れた運動で、あなたの目的にさえ合っていれば、非常におすすめな運動なんです。
この記事では、ピラティスのダイエット効果やピラティスがおすすめな人など、詳しく解説していきます。
痩せたいからピラティスを始めようか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
ボディメイクや筋力アップとしてピラティスはおすすめ!
多くの芸能人がやっていたり、SNSやYouTubeでも人気急上昇中のピラティス。
ピラティスさえやれば痩せれるんじゃない?!なんて思い、これからピラティスを始めてみようと考えている人も多いのではないのでしょうか。
結論から言うと、脂肪を落としたいのであればピラティスのみでは難しいですが、ボディメイクや姿勢改善、筋力アップ目的としてピラティスを始めるのはおすすめです。
ピラティスをすることで姿勢が整って体重が変わっていなくても痩せて見えたり、ボディラインが整ってスッキリとした印象を与えることができます。
ですが、脂肪を落とすことを目的とするなら、ピラティスよりもまずはカロリーコントロールが重要。
脂肪を落とすためには、摂取カロリーが消費カロリーを下回った状態=アンダーカロリーを作ることが必須だからです。
ピラティスの消費カロリーは一般的に30分で100~200kcal程度とそこまで高くないので、ピラティスのみで脂肪を落とすのは難しいと言えます。
とはいえ、ピラティス自体は健康とボディメイクにおいて優れた運動で、目的にさえ合っていればピラティスは非常におすすめな運動です。
この機会にピラティスのダイエット効果について詳しく知って、あなたの痩せたい目的とマッチしているのかどうか確認していきましょう。
ピラティスとは全身をバランスよく鍛えるエクササイズ!
ピラティスとはリハビリ目的で作られた、全身をバランスよく鍛えることができるエクササイズです。
特定の筋肉を集中的に鍛える筋トレとは違い、ピラティスをすることでインナーマッスルから全身の筋肉までバランス良く使い、均整のとれた体を目指すことができます。
元々ピラティスはドイツ人の看護師だったJoseph Hubertus Pilates(ジョセフ・ハベルタス・ピラティス)氏によって考案され、ピラティスは戦争で傷を負った兵士のリハビリに利用されていました。
そこから発展していき、現在のピラティスが存在しています。
つまり、ピラティスはそもそも「痩せること」を目的として作られたエクササイズではなく、「体の機能の向上・改善」のために考えられたエクササイズだということです。
ここまで読んで、じゃあ痩せたいからってピラティスをやるのは違うの?!って不安に思いますよね。
たしかに、ピラティスが必ずしも痩せることに直結するというわけではありません。
ですが、ピラティスは姿勢改善や食欲コントロールにつながるので、ダイエットにおいてプラスとなる要素が多いんです。
次からピラティスのダイエット効果について、詳しく解説していきますね。
ピラティスのダイエット効果4つ
前述しましたが、ピラティスには直接的に脂肪を燃焼させる効果などはありませんが、ダイエットと健康において様々な嬉しい効果を発揮します。
ピラティスのダイエットにおける効果について紹介していきますね。
ピラティスのダイエット効果①姿勢が良くなる
ピラティスをすることで、日常で癖づいた悪い姿勢を改善することができます。
私たちは日常の中で立つ・歩く・座るなど様々な動きをしていますが、多くの人がデスクワークで背中を丸めたり、スマホの操作で前かがみになったりするなどをして、悪い姿勢が習慣化しやすくなっています。

ピラティスを行うことで、全身の筋肉をバランスよく使いながら、普段使われていない筋肉を目覚めさせ使い過ぎていた筋肉の負担を軽減し、自然と良い姿勢を保てるようになります。
さらに、ピラティスは体幹へのアプローチ効果も抜群。
ピラティスの動作をしながら深い呼吸をすることにより、深層部の筋肉を強化してピンとした姿勢を維持できるようになります。
ピラティスのダイエット効果②痛みや疲労などの体の不調が軽減される
ピラティスを行うことで、以下のような不調が軽減されやすくなります。
- 腰痛などの痛み
- 冷え
- 疲労感
- 肩こり
ピラティスは骨盤や背骨などを意識的に動かすため、骨格が正しいポジションに導かれ体を機能的に正しく使えるようになり、日常動作が行ないやすくなります。
体が正しく使えるようになると、腰や首など一部の筋肉への過剰な負担を減らすことができ、痛みが軽減。
日常動作もラクに行えるようになって、疲れにくくなります。
また、ピラティス中に行う深い呼吸により血流が良くなり、冷えや肩こりの解消・代謝アップ効果も期待できます。
ピラティスのダイエット効果③ボディラインが整う
崩れた姿勢が習慣化していることと運動不足や加齢で筋肉が弱ることにより、ぽっこりお腹や太ももの張りなどのボディラインの崩れが引き起こされますが、ピラティスを行うことでアンバランスな体のラインを整えることができます。

前述しましたが、ピラティスを行うことで普段使われていない筋肉を使えるようになり、使い過ぎていた筋肉への負担を軽減することができるからです。
また、ピラティスを正しいフォームで行うことで、ウエイトトレーニングで部分的に鍛えてムキムキに大きくするような筋肉ではなく、しなやかで柔軟性のある筋肉がつき、自然と女性らしいボディラインに整えることができます。
ピラティスのダイエット効果④食欲とメンタルが落ち着く
実はピラティスは、食欲のコントロールにも効果があると言えます。
ピラティスのみに限ったことではありませんが、適度な運動は、
- 自律神経のバランスを整える
- メンタルや食欲を落ち着かせるセロトニンやエンドルフィンを増やす
- ストレスの解消
などに効果があり、食欲とメンタルが安定しやすくなるからです。
<参考:運動がメンタルヘルスに与える影響 | 医療法人社団 平成医会 (heisei-ikai.or.jp)>
特にピラティスは動作中に深い呼吸を行なうので、自律神経のバランスを整える効果や、ストレスを軽減する効果に期待が持てます。
食欲が止まらない!メンタルが中々安定しない!という人にも、ピラティスはおすすめの運動と言えるでしょう。
これからピラティスを始めるのにおすすめな人
痩せたいとはいっても、まずは脂肪を落としたいのか、筋肉のあるメリハリのついた体になりたいのか、体重は変わらなくても女性らしいしなやかな体になりたいのかなどの目的によって、やることは変わります。
例えば60㎏ある体重を50㎏まで落としたいのに、食生活は変えずにピラティスだけを頑張っても、ピラティスで消費できるカロリーは多くないので非効率的ですよね。
ピラティスを始めたいなら、自分の目的がピラティスと合致しているのかどうか、確認してから始めるようにしましょう。
もしあなたの目的が以下のような目的とマッチしているのなら、ピラティスは非常におすすめです。
- 姿勢を改善したい
- 体の柔軟性をつけたい
- ボディラインを整えたい
- 痛みを改善したい
- ゆるやかに筋力をつけたい
- 運動習慣をつけたい など
どうでしょうか。
あなたには当てはまりましたか。
これらの目的に当てはまるなら、ピラティスはあなたの目的と合っていると言えます。
体重を減らしたいけどピラティスもやってみたい!という人は、無理のない範囲でカロリー管理とピラティスを併用して行なうのも良いでしょう。
ピラティスについてよくある質問3つに回答!
ピラティスについてよくある質問3つについて回答していきます。
Q1.ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスもヨガもエクササイズを通して心身を鍛える運動ですが、どちらかというとピラティスは「体の深部」を鍛えることに特化した運動、ヨガは「心」を整えることに特化した運動と言えます。
ピラティスは深層部の筋肉などを鍛えて体の機能の向上や改善を目的として行なうのに対し、ヨガは瞑想やリラックスすることによりマインドを整えることに重きを置きながら全身を動かしていきます。
どちらを始めようか迷った際は、体と心のどちらを重点的にを整えたいのかで判断すると良いでしょう。
Q2.ピラティスはどのくらいの頻度でやればいい?
最低週1回・できれば週2回以上、行うようにするとベストです。
週2回以上行なうことで、筋肉がしなやかに育ち効果を感じやすくなります。
毎日行なっても問題ありませんが、あなたが続けやすく無理のない頻度で行なっていきましょう。
Q3.ピラティスの効果を感じるにはどのくらいかかる?
効果の感じ方は人それぞれですが、ボディラインや不調改善の効果を実感するのには最低1~2カ月程度はかかると思っておくと良いでしょう。
運動は継続することが大切。
「運動は短期間で効果が出るものではない」と認識しておくことで、長期的に続けやすくなります。
ちなみに、ピラティスは背骨を伸ばす動きがあり、1回行なうだけでもちょっとした効果を感じることも多くあります。
柔軟性が上がった、体が動かしやすくなったなど。
ちょっとした体の変化に気づくことで、モチベーションが上がってピラティスがさらに継続しやすくなるので、体の状態をこまめに確認しながらピラティスをするようにしてみてくださいね。
体重を減らしたいならカロリーコントロールが必須!
ピラティスとダイエットの目的が合っているかどうかについて前述しましたが、もしあなたが脂肪を落とすことを一番の目的としているのなら、カロリーコントロールを優先する必要があります。
脂肪を落としたいのなら、摂取カロリーが消費カロリーを下回った状態・アンダーカロリーを作る必要があるからです。
7200kcal分のマイナス(アンダーカロリー)を作ることで、約1㎏分の脂肪が落ちます。

ただし、痩せたいからと闇雲にカロリー制限をしたり、過剰に運動を増やすのはNG。
太ってしまった原因を無視していきなり極端なダイエットを行なうと、無理をした反動で食べ過ぎや代謝の低下につながってしまいます。
例えば、夕食の食べ過ぎが止められずに太ったとして、痩せたいからと朝昼の食事を無理やり減らしたとします。
朝昼の食事を減らすと1日の総摂取カロリーが減るので、一時的には痩せるでしょう。
ですが、我慢ができず食事を戻してしまったら、カロリーは元の摂取カロリーに戻り、そもそも太ってしまった原因である「夕食の食べ過ぎ」が改善されていないので、元の体重に戻ってしまいすよね。
このように、太ってしまった原因に向き合わずに極端なダイエットを始めるとリバウンドしてしまう可能性が高いので、まずはあなたが太ってしまった原因を考え、現状を把握することから始めるようにしましょう。
現状把握のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧くださいね。

まとめ
姿勢改善やボディメイク目的としてピラティスは有効ですが、脂肪を落として痩せたいならカロリーのコントロールが必須です。
ピラティスの健康とダイエットに対するメリットは非常に大きいですが、痩せたいからとりあえずピラティスを始めよう!といった感じで始めると、思い描いたような結果が出ずにせっかくピラティスを始めても続かなくなってしまう可能性があります。
まずは、ピラティスを始める目的が自分のダイエットの目的と合っているかどうかを確認することから始めてみてくださいね。
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